あの時サンフランの風にふかれて

 今日ホテルのランドリーの洗濯機が壊れてて、近くのランドリーに洗濯に行った。全く毎日何をするにもわけがわかりません。洗濯するだけでテンパってるとあるおじさんが助けてくれた。そこからサンフランの風が吹きました。

 

ノルウェー出身のおじさんと日本とノルウェーの話を小一時間ぐらいしました。おじさんから珈琲のお誘いがあったので、暇だし珈琲を飲みにいくことにした。おじさんは近くのホテルに2週間ぐらいいるらしい。そのホテルの前を通ったら、

 

『ホテルここなんだ。よってきなよ』

 

 完全に怪しい。この人ゲイだなと頭によぎったけど、僕はなんかあったらぼっこぼっこにして逃げようと思って部屋に入った。打たれて死んだらそれも人生。普通は入らないですよね。まぁ そこが冒険家としての自分のパーソナリィ。

 

 部屋に入るとワインを振る舞ってくれた。おじさんはワインの輸入業をノルウェーでしてるのだ。ワインを飲んで話してたら、やはりガンガン攻めてきます。ことあるごとにボディタッチの乱打戦。

 この間の会話を書くのがめんどくさいので省略しますが、最終的に『俺、ゲイじゃないんだ。ごめんね』って伝える。銃とかだしてくるんだろうなと思って身構えていると、

 

『君は本当に良い人だね。なかなかそんなすばらしい人はいない。日本人はみんなそんなにやさしいのか?もう誘ったりしないから友達になってくれ、もし良ければ電話番号教えてくれないかい?今度ノルウェーに帰る前にのみにいこう。君はバーを日本でやってるならワインのことなら僕に言ってくれ。助けになりたい。』

 

『いいよ』

 

あれ?なんか結局友達になった。今日は土曜の夜だし、きっとおじさんはゲイバーで男を捜しているだろうな。

 

レペゼンジャパン!!